「原始林」の誌面より(2025年2月)

2025年2月号  

≪ 連載 ≫

      歌集散策          井原茂明 

  吉川宏志歌集  『雪の偶然』 ( 6 )

   吉川宏志は1969年生れ。宮崎県出身。塔短歌会主催。前川佐美雄賞、寺山修司短歌賞

   などを受賞。歌集『雪の偶然』で第58回迢空賞を受賞。2015年から2022年までの

   作品、555首が収めてある。今回はその(6)である。


えごの花白く吊らるる枝のあり雨の伝わる路となりつつ     ( えごの花 )

陽を追いて読書したりし床黒く本居宣長旧居に入りぬ      ( 十字鈴  )

目薬もまた冷えてゆく秋の夜のゆびにまぶたをおしひろげつつ  (  〃   )

ひらくたび水が灯れり冷蔵庫の小さきを据えて娘は住みはじむ  ( 焼餅坂  )

いじめるのが巧い男が上に行く組織とは何か 背の冷えて去る  ( 組織図  )

やえむぐら人目の繁きこの国を捨ててもいいよprincess Mako  (やえむぐら )


≪ 特集 ≫

     身体感覚の歌

           雅  陽

≪特別企画≫

     風土のうた「北海道の歴史の歌」(川)

           村田 千江

≪ 寄稿 ≫

 

     湯本恵美子さんを偲ぶ

           丹羽 アヤ子

     歌ができるとき

           髙井 勝巳

        

     中山周三の歌一首鑑賞 『陸橋』から

           鈴木 たけ   生出 隆亮

        

          

【 原始林本社歌会のご案内 】

  日時    2月23日(日) 午後1時

  ところ   厚別区民センター  視聴覚室

  詠草    雑詠 1首(ハガキ)

  送り先   004-0022 札幌市厚別区厚別南1-14―10―703

        一井 美香

  連絡先   090-7657―5111 (ショートメール限定)

  締切    2月19日(水)厳守(土曜、翌日配達がなくなりました。

                    余裕をみて詠草をお送り下さい)

  会費    300円

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