「原始林」の誌面より(2023年9月)

2023年9月号  

令和五年原始林大会ご案内・歌碑祭ご案内

   原始林大会

       令和5年10月15日(日)  受付開始 午前9時30分

                   新さっぽろアークシティホテル

   中山周三先生歌碑記念祭

       令和5年10月14日(土) 午後1時

                   北海道神宮内 中山周三先生歌碑の前

≪ 連載 ≫

     

  歌集散策  

      米川千嘉子歌集  『雪岱が描いた夜』 (2) 井原茂明


   歌集『雪岱が描いた夜』は、米川千嘉子の第十歌集である。2018年から

   2021年の作品。日々新しい眼差しをもって時代と人間をみつめたいという

   米川である。今回はその(2)について紹介する。


 「大丈夫」は子どもに言ひて母に言ひて夫に言ひて亀にも言ひぬ (次の時代の嘴)

 男性歌人特集ありてだれひとり子供産まざる百六十人     (にんげんのゆめ)

 女性歌人特集に並む百四十人だれも子供を産まぬ世も来む   (   〃   )

 植物だけを食べる友ゐて不眠をいふ植物はたくさん夢を見るから(   〃   )

 時間をいふ言葉にひとが住み古りてこゑほそほそと沁みる 誰そ彼(魔とおとぎり草)

                          

≪ 寄稿 ≫

 最近の総合誌より    

         川村 悦子

 歌ができるとき 

         丹羽 アヤ子

 谷内静子さんを偲んで 

         大谷 征子

 初めて作った歌(161)

         菊川 蒼

 

 中山周三の歌一首鑑賞  『陸橋』から

         須田 由実子  髙橋 玲衣  奥村 潤一郎

       

【 原始林本社歌会のご案内 】

   日時    9月24日(日) 午後1時

   ところ   厚別区民センター(厚別中央1-5)

    詠草    雑詠 1首(ハガキ)

   送り先   004-0022 札幌市厚別区厚別南1-14―10―703

         一井 美香

   連絡先   090-7657―5111 (ショートメール限定)

   締切    9月20日(水)厳守(土曜、翌日配達がなくなりました。

                    余裕をみて詠草をお送り下さい)

   会費    300円

     初心者の方も遠慮なくご参加ください

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