「原始林」の誌面より(2023年8月)

2023年8月号  

令和五年原始林大会ご案内・歌碑祭ご案内

   原始林大会

       令和5年10月15日(日)  受付開始 午前9時30分

                   新さっぽろアークシティホテル

   中山周三先生歌碑記念祭

       令和5年10月14日(土) 午後1時

                   北海道神宮内 中山周三先生歌碑の前

≪ 連載 ≫

     

  歌集散策  

      米川千嘉子歌集  『雪岱が描いた夜』 (1) 井原茂明


   歌集『雪岱が描いた夜』は、米川千嘉子の第十歌集である。2018年から

   2021年の作品。日々新しい眼差しをもって時代と人間をみつめたいという

   米川である。今回は三回に分けて紹介する。

   

   歴史上もつとも平和な日本を生きしわたしの頭上に腐る木蓮 ( 飴ゴム )

   円山川かそけき流れをひたひたと海押すといふ汽水の湿地 (鸛といそひよどり)

   滅ぼしてまた増やさむとする人間を怒らず笑はず鸛は見る  (  〃  )

   旬のなきエリンギ椎茸えのき茸鍋に煮るとき濃き秋の顔   ( きのこ鍋 )

   みどりごの息子の太ももくらゐなり茨城から暮れに届く蓮根 ( 蓮根 )

   蓮根をすはつときれば穴黒く蓮田の泥の冷たさを吐く    (  〃  )


≪ 特集 ≫

  「戦争の歌」を読む

    宮川桂子  西井健治  佐々木信子  阿部江津子  大口ひろ美

 

                          

≪ 寄稿 ≫

  最近の総合誌より    

          丹羽 雅子

          

  初めて作った歌(160)

          山田 志津

 

  中山周三の歌一首鑑賞  『陸橋』から

        湯浅 悦子  星川 ミコ  古屋 かつみ

       

【 原始林本社歌会のご案内 】

  日時    8月27日(日) 午後1時

  ところ   厚別区民センター(厚別中央1-5)

  詠草    雑詠 1首(ハガキ)

  送り先   004-0022 札幌市厚別区厚別南1-14―10―703

        一井 美香

  連絡先   090-7657―5111 (ショートメール限定)

  締切    8月23日(水)厳守(土曜、翌日配達がなくなりました。

                    余裕をみて詠草をお送り下さい)

  会費    300円

   初心者の方も遠慮なくご参加ください

0コメント

  • 1000 / 1000