2021年5月号の誌面より
≪ 特集 ≫
書架の一冊
久々湊盈子 第十歌集 『麻裳よし』 有田 絢子
歌書 『天才による凡人のための短歌教室』
木下龍也 第一歌集 『つむじ風、ここにあります』 川村 悦子
片山貞美歌集 『魚雨』(うをあめふる) 千葉 悦子
池田理代子歌集 『寂しき骨』 雑感 浅野 大愚
河野裕子・永田和宏 『たとへば君 四十年の恋歌』 駒田 貴子
『中村憲吉全歌集』 村田 千江
原始林七十五周年記念誌 原稿募集
≪ 連載 ≫
歌集散策
北山あさひ歌集 『崖にて』 ( 1 ) 井原 茂明
北山あさひ歌集『崖にて』につき三回に分けて紹介する。北山は札幌在住の歌人で
あり、結社まひるのに所属している。2019年に第七回現代短歌賞を受賞している
気鋭の作家である。
北にすむひとよ南にすむひとよ空を見上げるだけで手紙だ ( 最善 )
最善を積み重ねてはおにぎりの中身のように自由に笑う ( 〃 )
あの赤いプラダの財布よかったな買おうかな働いて働いて (プラダの財布)
わたくしを心臓が呼ぶ東北に緊急地震速報起てり (報道部にて)
家族というコントを生きてお母さん役お父さん役を終えたり ( 風家族 )
して、自由にして、お前は 噴水はまっすぐ上がりとてもいい子( 〃 )
≪ 寄稿 ≫
最近の総合誌より 髙橋 知義 三浦 公佐子
歌ができるとき 俵 祐二
中山周三の歌一首鑑賞 『陸橋』から
西井 健治 三上 まゆみ 山岸 千嘉子
【原始林札幌本社歌会について】
新型コロナウイルス感染症の蔓延のより五月歌会は中止いたします。
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