2021年4月号の誌面より
原始林賞受賞作品「鳥に寄りゆく」 大熊桂子
原始林賞推薦結果・受賞のことば
原始林七十五周年記念誌 原稿募集
≪ 連載 ≫
歌集散策 俵万智歌集 『未来のサイズ』(3) 井原茂明
『未来のサイズ』は俵万智の第六歌集。2013年~2020年までの
作品を収めているが時系列ではない。「現在のコロナ禍でのグラグラした
日常を味わってもらった後で、石垣や宮崎での暮しの歌を読んでいただく
のが自分の感覚」と述べる。最終回の紹介になるが、俵が今生活を送って
いる宮崎においてのものが大方である。
Ⅱ 2016年~2019年
朝ごとに来る朝刊のみずみずし島ではなかったことの一つに (未来のサイズ)
制服は未来のサイズ入学のどの子もどの子も未来着ている ( 々 )
首斬られなおも激しく動く脚 命はどこにあるのか脚か (いただきます)
子らは今そのあいさつの意味を知る 命「いただきます」ということ ( 々 )
アンチョビがペースト状になるまでの根気が大事、聞く耳大事 ( 新品の夏 )
10センチ背丈伸びたる息子いてTシャツみんな新品の夏 ( 々 )
「死ぬまでの待合室」と父の言う老人ホーム見学に行く ( 待合室 )
別れ来し男たちとの人生も「もし」どれもよし我が「ラ・ラ・ランド」
(我がラ・ラ・ランド)
≪ 特別企画 ≫
風土の歌 「オホーツク」 大家 勤 一井 美香
≪ 特集 ≫
動物の歌」を読む 磯石 万里 岡本 優子
≪ 寄稿 ≫
最近の総合誌より 矢島 満子 上澤 孝二
中山周三の歌一首鑑賞 『陸橋』から
山本 美智栄 安岡 路子 吉田 靖子
初めて作った歌(137) 加藤 光子
【原始林札幌本社4月歌会開催のお知らせ】
日時 令和3年4月25日(日)午後1時 2階会議室B
ところ 厚別区民センター(厚別中央1-5)
詠草 雑詠 一首(ハガキ FAX可)
送り先 069-1342 長沼町東町北1-3-14
千葉 悦子 宛
☏ ・FAX 0123-88-4212
締切 4月21日(水) 厳守
歌会費 300円
通常は第4日曜日に開催。初心の方も遠慮なくご参加下さい
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