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2020.03

2020.03.12 10:05
「原始林」の誌面より(3月)
2020年3月号の誌面より ≪ 連載 ≫ 歌集散策  笹井宏之歌集 『 てんとろり 』   井原茂明 『てんとろり』は笹井宏之の第二歌集である。そして、遺歌集である。 2009年 26歳逝去 夭折の歌人であった。 高校生の頃から重度の身体表現性障害という症状を持つ。2006年ご5月から 亡くなるまでの作品より451首が選び出されている。 編集は師である歌人の加藤治郎。笹井は2007年に未来短歌会に入会未来賞を 受賞した。   こころにも手や足がありねむるまえしずかに屈伸運動をす    (飛ぶもの)  ばらばらになったおとこへ文庫本カバーのような犬が寄り添う  (きんいろきりん)  国境のどうぶつたちを染めてゆく あれは夕日よね、夕日よね(国境のどうぶつ...

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