「原始林」の誌面より(1月)

2020年1月号の誌面より 

【 特別作品 】   白楊集会員による作品15首

  村田俊秋 ・井原茂明 ・大朝暁子 ・足立幸恵 ・有田絢子 ・今村朋信

  上澤孝二 ・鈴木紀子 ・台野登代子 ・尚乃戸妙子 ・中田慧子

  福浦佳子 ・山田栄子 ・鷲巣純子 ・大家勤 ・宮川桂子

≪ 連載 ≫

 歌集散策  春日いづみ歌集 『 塩の行進 』 (3) - 井原 茂明 ―

      『塩の行進』は春日の第四歌集。第46回日本歌人クラブ賞を受賞。

         

    らいてうの思索のいとまの息聞こゆ文机の上の湯呑の跡に (らいてうの家)

    蝋燭の焔ゆらめきガブリエルの羽のはばたき今われに来る    (夏の耳)

    身に塩をこころに密を与へむとひとり行くなり浅間の麓    (身に塩を)

    雨に穿たれ風にさらされやうやくに仏になつたと低きこゑする(熊野摩崖仏)

    風吹けば「dry bones」の歌ひびく立ちて尾をふれわが愛猫も (dry bones)

 

≪ 特別企画 ≫

   風土の歌 「留萌地方」  宮川 桂子    西井 健治

≪ 特集 ≫

  「災害の歌」を読む     井原 茂明    川村 悦子

≪ 寄稿 ≫

   最近の総合誌より       ― 荒木 八洲男 ―

   歌ができるとき        ― 高橋 克枝 ―

     中山周三の歌一首鑑賞 『陸橋』から 

     髙岡 公子 ・野畑 隆子 ・混同幸江 

     初めて作った歌(125)

               広川 くら


※  原始林の表紙の絵が新しくなりました。

   矢島あづささん  イラストレーターとしてご活躍中の方です。

            カットの絵も楽しいです



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